空隙歯列(すきっぱ)の歯列矯正
空隙歯列(すきっぱ)の原因
1つ目は歯が足りないことが考えられます。もともと歯の数が少ないとすきっ歯になることがあります。あるべき歯が無いことを先天欠如といいます。先天欠如が起こり易い部位は上下の2番目、5番目、8番目(親不知)の歯です。
2つ目は歯の数は正しいが大きさが小さい場合があります。歯の大きさは遺伝的に決まっています。アゴの大きさと歯の大きさのバランスが整わないとすきっぱになることがあります。
治療の流れ
歯が足りない場合は他の歯の状態によってかなり異なります。全体的に歯が大きければ、通常の抜歯症例として、さらに数本歯を抜いて治療する場合もありますし、歯の大きさや口元の状態を考慮して、足りない部分にインプラントなどを行う場合もあります。成長期では様々な選択肢があるので、担当医と十分に相談することが重要です。
歯の大きさが小さい場合は隙間を閉じて、噛み合わせを良くすることになります。その場合は口の中の体積が小さくなるので、舌の悪習癖を取り除いたり、口唇の力を強くするなど、軟組織のトレーニングが必要になります。