開咬の歯列矯正
開咬の原因
口呼吸、舌の癖など、歯の周りを取り囲む軟組織の不調和で起こります。特に舌の悪習癖の影響が大きく、同時に軟らかい食べ物を好み、咬む力が弱い場合がほとんどです。幼少期の指しゃぶりが長く続くことから骨格性の開咬になる場合もあります。
治療の流れ
奥歯と前歯の垂直的な位置を改善させることで治療していきます。最近では矯正用アンカースクリューを用いて上下の奥歯を圧下させて治療する新しい開咬の治療方法も用いられるようになってきました。
また、開咬の場合は、舌の悪習癖を取り除くため、舌を中心として軟組織のトレーニングが必須です。抜歯、非抜歯は患者さんのデコボコの状態や歯の大きさ等により変わります。
治療前
治療後
- 開咬
- 女性
- 13歳
- 2年6ヶ月
- 抜歯あり
犬歯から犬歯までが全く噛み合っていない状態でした。上の左右の5番目の歯が形成不全(ちょっと形がわるく小さい)のと位置がかなり内側に生えています。
矯正治療の中でも最難関の開咬ですので、2年半という期間は極端に長いわけではありませんが、最新の技術を使えばもう1年くらい短くできたのではないかと思います。開咬 非抜歯の症例もご覧下さい。
治療前
治療後
- 開咬
- 男性
- 20歳
- 11ヶ月
- 抜歯なし
装置装着から11ヶ月経過しました。
見た目には分かりにくいですが、噛み合わせを正しているところです。
抜歯する歯が奥歯の場合、歯全体の移動量が多くなってしまうので、どうしても時間が必要になります。
- 開咬
- 女性
- 14歳
- 1年6ヶ月
- 抜歯あり
- 開咬
- 女性
- 16歳
- 2年7ヶ月
- 抜歯あり
- 開咬
- 女性
- 21歳
- 1年4ヶ月
- 抜歯あり
- 開咬
- 女性
- 33歳
- 1年1ヶ月
- 抜歯なし
- 開咬
- 女性
- 26歳
- 1年6ヶ月
- 抜歯なし
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