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出っ歯・抜歯(1年9ヶ月で終了の30歳女性)

患者さんのプロフィールと症状

初診時の状態
↑初診時の状態

年齢:初診時30歳
性別:女性

治療のプラン

1年9ヵ月後の状態
↑1年9ヵ月後の状態

実はこの方は治療方針が決まるまで、電話なども含めて8回お話しました。
抜歯に対する恐怖とせっかく治療するのだから、良い結果を得られたいという葛藤でなかなか治療方針が決まりませんでした。

3年前にいとこが矯正を終えてとても変わっていてビックリしてから矯正治療を考えるようになった。半年前から矯正歯科で何件か相談した。8本抜くと言われて矯正治療が少し嫌に。お母様は8本も抜くなんてダメ!!とおっしゃっていたそうです。

そんな中来院されました。今より前歯が出るのは困る。できれば少しは引っ込めたい。
でも歯を抜きたくない。

最初の診断で、治療方針は2つお話しました。(以前、8本抜くのはというお話もあったので、できるだけ抜く本数の少ないプランを考えました。
まず、「親知らずも含めて32本あるので、全くどこも抜かないでというのは無理です」というお話をしました。その上で、どの歯(親知らずも含めて)を抜くのかというプランをお話ししました。

  1. 親知らずを4本抜いて、上の歯を奥に送る、ただし期間は長い。
  2. 上の左右4番目を抜いて、前歯を引っ込め、下は親知らずを抜く


しかし、せっかく矯正するのだから前歯も引っ込んだ方が良いというところと、期間の長さとの兼ね合いで、治療方針を迷われていました。その日は治療方針の決定はせずに、お考え頂いてご連絡を頂くことに、3日後にお電話を頂いて、翌日もう一度来院され、再度疑問点を整理。上の歯は4番だと目立つので、5番ではダメでしょうか?との逆提案があったり、上の親知らずを抜く場合でも、かぶり物(ヘッドギアー)やSMAPは嫌だが、MIA(SMAP、MIAとも矯正用のインプラントの種類)ならなんとか我慢できそう。とのお話しでした。

Setup模型での歯の移動量を確認して、再度、治療方針をご相談したが、決まらず。
2週間後、最初の診断から1ヵ月後、治療方針が決定。上の左右4番、下の左右親知らずの抜歯に決定。治療方針の決定まで少し時間がかかりましたが、治療にはそれよりももっと長い期間がかかるので、実際に治療を受けられる患者さんの納得がもっとも重要です。ここで妥協して、不本意な治療のために何年も通うのは苦痛になってしまうかもしれません。ただし、医学的に不可能なこともありますので、どんな望みでもかなうわけではありません。

装置は見た目が気になるけど、期間が短いのと、痛みが弱いことで、デーモン3を選択。

装置装着から1年9ヵ月の経過

2005.06.17

装置を装着しました。
この頃は、装置を付けてから抜歯をして頂いていました。現在では抜歯をしてから装置を付けています。最新の方法ではこの段階での装置のつけ方に工夫があります。抜歯をすると決めたのですが、やは抜歯にはなかなか気が進まず、左右を抜くまでに1ヶ月以上かかりました。そのことが後で治療期間に影響してきます。

2005.09.06 3ヵ月後

上の前歯の凸凹が整ってきました。現在の治療方法であれば、この時点ですべての凸凹はなくなっていると思います。

2006.12.27 6ヶ月後

だいぶ並んできました。

2006.03.08 9ヶ月後

だいぶ隙間が閉じてきました。

2006.06.27 1年後

右側の隙間が閉じました。左側はバネで隙間を閉じています。右だけが早く閉じてしまったのはもともと右側に凸凹が多かったことと最初に右の歯を抜いて、しばらくしてから左を抜いたことの2つの原因だったと思います。

2006.12.27 1年6ヵ月後

残りの隙間もあとわずか、噛み合わせが良くなってきました。
左側の隙間を閉じるの装置はバネからループ付のワイヤーに変わっています。

2006.03.06 1年9ヵ月後

装置が外れました。
しっかりした噛み合わせになりました。