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受け口の外科矯正|歯列矯正の豆知識|歯列矯正なら自由が丘矯正歯科クリニック(東京)

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受け口の外科矯正

当クリニックでは、日本では数少ない“術後矯正”というスタイルの外科矯正も行なっています。(ちなみに広島の矯正専門医とうちだけです!!)つまりこの“術後矯正”が最新の受け口の外科矯正ということなのです。これは簡単に言ってしまうと『一刻も早く受け口をなおしたい!!』という方にはもってこいの矯正治療です。

では術後矯正って普通の外科矯正と何が違うの??と思われた方、鋭いですねぇ。外科矯正のページでも説明していますが一般的に行なわれている外科矯正は、手術の前にある程度手術後の噛み合わせを作る、術前矯正をします。しかし術後矯正というのはまず手術をしてその後矯正治療をするといった方法なのです。

一般的な外科矯正 術前矯正→手術→術後矯正→保定
術後矯正 手術→矯正治療→保定

もっと詳しく術前矯正と術後矯正のちがいをお話しますね。

受け口の矯正治療の目的は当たり前のことですが受け口を治し、良い噛み合わせをつくることです。しかし術前矯正の場合、先に歯並びを整えるため、元々でこぼこした歯並びがまっすぐに歯列に並ぶわけですから、当然歯列の長さも長くなってしまいます。

するとどうでしょう。受け口の治療をしているはずなのにもっと受け口がひどくなってしまったように見えます・・・でも安心してください!!これは後に手術を して下顎を引っ込めるので、治療上の一時的なものとして何にも問題ではありません。けれど受け口をコンプレックスとしている方にとってはたとえ一時的とは いえ、ますますコンプレックスが増大してしまいますよね。だ・か・ら術後矯正は先に手術をするためコンプレックスである受け口が早くに改善できるのです。

 

ここで残念なのですが、だれでも術後矯正ができるとは限らず、また診断をする上でも気をつけないといけないことがあります。 まず一つ目として、上下の歯の噛み合わせが左右的にずれている場合(交叉咬合)は、手術では前後的に顎を動かすだけなので左右のバランスを整えることは難 しいため不向きとなってしまいます。

 

二つ目として、骨の移動のバランスが悪い場合も向いていないため術後矯正は難しいといえます。

 

次に気をつけなければいけないこととして、手術をするにあたり下顎骨の回転量が多いとせっかくオペをしたのに後戻りしてしまうなんていうことがおきてしまいます。顎の回転量は6度以内とされているのでその回転量をださないようにしないといけません。

実際に術後矯正を行なった方の症例

M.Yさん(男性 初診時18歳)

主訴 : 叢生(でこぼこ)、アゴのしゃくれ

 

手術前 / 手術後

 

先に手術をするためこれだけ顔貌に変化がみられます。

 

H14.9

・手術(SSRO:オペ量左右7mm)

 

H14.11

・上下顎ブラケット装着

・上顎ワイヤーサイズ:0.016mmのチタンニッケルワイヤー

・下顎ワイヤーサイズ:0.014mmのチタンニッケルワイヤー

 

H15.1顎間ゴム開始(7ヵ月間)

※上下歯列間にゴムをかけ、咬合の緊密化をはかります。

・上顎ワイヤーサイズアップ:0.018mmのチタンニッケルワイヤー

 

H15.2

・上顎パワーチェーン

※隙間を閉じるために歯にゴムをかけ引っ張ります。ゴムの効果は1ヶ月です。

・下顎ワイヤーサイズアップ:0.016mmのチタンニッケルワイヤー

 

H15.6

・上下ワイヤーサイズアップ:0.0195×0.025mmのチタンニッケルワイヤー

・顎間ゴム二重がけ

※より強い力をかけるためにゴムを二重にしてかけてもらいました。

 

H15.8

・上顎ワイヤーサイズアップ:0.019×0.025mmのステンレスワイヤー。最終段階の1番太いワイヤーです。

 

H15.12

・装置撤去

・保定装置をつくるための印象採得

 

H15.12(翌週)

・保定装置装着

 

H16.2

・手術(オトガイ形成術:ゲニオプラスティー)

※ この手術ではあごの先の骨(オトガイ)を切り、とんがりを小さくしました。

 

現在

メンテナンス中(月1度の来院)

・保定装置のチェック

・口腔内チェック

・舌癖に対するトレーニング

S.Eさん(女性 初診時29歳)

主訴:下アゴが出ていること

 

手術前 / 手術後

 

H15.10

・手術(SSRO:回転数10度)

 

H16.1

・下額ブラケット装着

・ワイヤーサイズ:0.016mmのチタンニッケルワイヤー

 

H16.2

・上顎ブラケット装着

・ワイヤーサイズ:0.016mmのチタンニッケルワイヤー

 

H16.2

・アゴ固定用のネジ除去

 

H16.3

・上下ワイヤーサイズアップ:0.018×0.018mmのチタンニッケルワイヤー

・顎間ゴム開始(9ヶ月間)

 

H16.7

・上下ワイヤーサイズアップ:0.0195×0.025mmのチタンニッケルワイヤー

 

H16.8

・上下顎パワーチェーン H16.9

・下顎ワイヤーサイズアップ:0.019×0.025mmのステンレスワイヤー

・顎間ゴムのかける位置変更

 

H16.11

・装置撤去

・ESSIX(暫間的保定装置)装着

 

現在

メンテナンス中

・保定装置チェック

・口腔内チェック

・下癖に対するトレーニング

・ホワイトニング開始

 

こ の方々は主訴である受け口を早期に改善し、術後矯正は約1年という短い期間で終わりました。上記の男性は2回目の手術ではより顔の形をきれいにするために 行ないました。この症例は2003年、2004年の日本矯正歯科学会でそれぞれ症例報告として発表しました。主訴を早期に改善するということで患者さんの QOLの向上に貢献できたといえます。

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